【第10回極真空手奈良型競技会】
2008.10.19(日)於:郡山市立武道場

「威力無き型は無意味なり」
       レポート提供/伊藤 賢二

10月19日(日)大和郡山城ホール武道場に於いて【第10回奈良県下極真空手型競技会】が開催された。
 帯別4部門と学年別(年齢別)9部門の計13部門58人の参加であった。
難度の高い種目には板割りが条件づけられていたので、今回の試合は型試合にもかかわらず緊張した雰囲気が終始感じられた。

『威力無き型は無意味なり。合目的でない動作も又無意味なり』が今回のテーマだった。
 動き方を覚えた段階で、次々と食い散らかすように手がけ、あげく小学生が出来もしない十八や五十四歩を行うのには嫌気がさす。
反復に反復を重ね熟すところまで稽古を積むのが熟成(スキルフル)。千回万回と反復を重ねてそれぞれの動作の意味を正しく掴み、あるいは倍速で一息で行う事により全体のリズムを捕え、あるいは一つ一つの動作の威力作りの為に砂を刺し、袋を突いて、体で表現できるようになって初めて型に味が生じてくる。
決して技巧や手法(テクニック)ではない。
外人選手の多くが勘違いをしてりきんで『強さ』を表現しているが、りきんで速く走るランナーは皆無だし、全くの見当違いである。
スピードとバランス、呼吸と全身性に尽きると思う。
尚、大会の結果は次の通りでした。

【広岡様よりご提供】

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