【2010奈良県下各道場 新春合同初稽古】
レポート 広陵分支部長 奥本 仰一

2010年1月10日日曜日、午前9時から、橿原市曽我川緑地体育館にて奈良県下の各道場生が集まり恒例の新春合同初稽古が行われた。
幼・少年部及び一般部に於いても例年より参加者が多く、重要性と意義が道場生並びに保護者の方々にも浸透してきた結果ではないだろうか。

各分支部長も黒帯陣も全員整列して、伊藤観世弐段指示の柔軟体操の後、支部長秦師範が登場・・簡単な新年のご挨拶の後、師範自らの陣頭指揮による初稽古が始まった。基本技全て30本ずつ、その後補強・移動・最後にワンツーパンチによる千本突きで約1時間の稽古が終了した。

体育館も決して狭くはなかったが、ほぼ満員に埋め尽くした道場生、しかも年齢も帯もバラバラの道場生に対して、分かりやすくテンポも良く狭いスペースを利用した移動稽古などを明るく元気に指導する師範には、毎年の事ながら今年も感心させられた。
全員きついながらも清清しい汗をかいた後、全道場生を前に師範が『親孝行しろ、イジメをするな、周りの人が喜ぶことをしなさい』等、極真精神を子供にも分かりやすく説かれた。
その後、昨年度の年間努力賞が幼・少年部、一般部各3名ずつ発表され表彰が行われた。
さらにその後、昨年度末の交流試合で上位入賞し、今年の国際青少年大会の出場権を得た道場生に、師範自らが出場申込書を渡された。渡された道場生はやはり皆嬉しそうだった。
更に着替え等して10分後、これもすっかり恒例となった師範のご好意によるお年玉(参加賞)が福引によって全員に手渡された。毎年これを楽しみにしている少年部がたくさんいると聞いている。名前を呼ばれて自分のお気に入りの品を頂いた子供たちは本当に嬉しそうだ。謙虚に感謝して師範が稽古で説かれた極真精神を常に必ず忘れず、今後も精進して欲しいと思う。
努力賞を頂いた方は、これも師範が言われたように出席日数だけに先行されず、中身も濃くしっかりした出席日数が本当に活きる稽古を、今でも十分されていると思うが、今以上に目指して頑張ってほしいと願う。
来年はまた1人でも多くの道場生が参加してこの稽古の意義を是非肌で感じとってほしいと思う。
最後に、今回の初稽古に参加していただいた道場生及び、参加賞をたくさん用意していただいた秦師範、裏方で準備をしていただいた事務局の方々、並びに関係者各位の皆様方の今年一年のご健勝を祈念させていただきます。
お疲れ様でした。    押忍

□別表/努力賞上位者一覧参照
《2009努力賞 上位者 一覧》
一般部
一位  落合 真也  奈良北和本部道場 290回
二位  広岡 尚樹  桜井道場     166回
三位  森嶋 佑成  天理道場     149回

少年部
一位  奥村 梨里佳 天理道場     286回
二位  奥村 啓吾  天理道場     250回
三位  上辻 光人  桜井道場     233回


<<ニュース一覧へ戻る