【2011春季昇段審査】
2011.5.1橿原南和本部道場

昇段審査レポート
                      吉野分支部長 武田 健司

5月1日、橿原南和本部道場に於いて、昇段審査が執り行われました。
今回の審査は、仁司拓孝一級と、中峰好司一級の2名でした。
午前より筆記試験が行われた後、昇段審査の必須項目である『極真への道』と
『黒帯になれたら』の作文を一人ずつ発表し、黒帯への思いをそれぞれが大きな声で読み上げました。
そして、いよいよ審査は実技へと進みます。
基本動作や移動に於いては、師範から厳しくチェックが入ります。キャリアが長ければ長いほど、
悪い癖も修正が難しくなります。いかに注意をはらいながら稽古を続けなければならないかということが、
身に沁みて感じるところです。
その他の項目については、二人とも審査に向け頑張ってきたことがよくわかるほどに出来ていた様に思います。
少しの休憩を挟み、10人組手の審査が始まります。
まずは仁司一級。緊張からか、それともペース配分か、序盤は様子をみている様な動きで精彩を欠き、周りからは『自分から、自分から』と激が飛んでいましたが、なかなかペースをつかめず、徐々にスタミナが切れ、ダメージが蓄積されていき、終盤には膝をつく場面が多く見られました。それでも最後は残った力を振り絞り、見事10人を完遂しました。
続いて中峰一級は、本人にとっても身心共に乗っている時で、難なく10人をこなせる雰囲気を漂わせていましたが、一人目からいきなり上段回し蹴りをもらい、出鼻をくじかれた状態でペースを掴むことが出来ませんでしたが、中盤あたりからようやく自分を取り戻した感じで、要所要所技を決めていました。
しかし、さすがに終盤は追い詰められるシーンが多く見られました。
10人目の最後は、同じ道場で稽古する佐渡初段でしたが、最後の力を振り絞り、気合と共に攻撃を続け、みんなの声援を受け見事に10人を完遂しました。
二人とも、この審査で得たものは大きいと思います。
極真空手の昇段審査でしか経験することが出来ない、この苦しくも厳しい審査を乗り越えて、ひと回りもふた回りも大きくなってほしいと思います。
たいへんお疲れ様でした。



※レポートは追って掲載致しますので今しばらくお待ちください。

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