広陵奥本分支部長:夏合宿レポート
【2011夏合宿レポート】

 7/24(金)、台風が過ぎ去った翌日から、恒例の夏季合宿が始まった。
 バスに乗り始めの頃は雨がパラついていたが、合宿所に到着する頃には、我々を歓迎するかのように素晴らしい青空となっていた。
 今回、昨年までの場所と違うので、スケジュール等の関係上、貸切電車じゃなく貸切バスで、一路現地へ向かった。やはりバスは楽しいのでしょう、約3時間程かかったが、子供達は本当に楽しそうだった。大人の道場生も、全バスとも適度なスペースが残っており、快適であっという間に現地へ着いたのではと思う。
 初日は、浜で全員で基本稽古、その後帯ごとに分かれての型及び地形を利用したランニング等の自然稽古、その後風呂、夕食を経て、浜で花火大会を行って初日は終了した。
 2日目は、浜で早朝5時から全員でご来光。残念ながらずっと曇りでこれは拝めなかった。その後、お坊さん2人による指導の下、座禅を行った。足の組み方、目の閉じ方等、座り方だけでも細かい要素があるのだなあと思った。その後、全員で基本等の稽古を行い、少し自由時間を経て、宿泊所から歩いて1分もかからない所にある体育館で、昇級審査を行い、午前は終了した。
 午後は、前の浜で湖水浴及びこれも恒例のスイカ割りを行い、子供達はまだまだもっと泳いで遊びたいという感じで、たいへん盛り上がったまま終了した。
 晩は夕食後、午前の体育館にて、地元が生んだ偉人近江聖人、中江藤樹氏についての講演を、元小学校教諭弛木先生よりしていただいたが、クーラーがなく蒸し暑さで子供達がだらけないかという心配があったが、浜からの風がうまく館内を巡回して涼しく、予想以上に快適に拝聴できた。
 その後のジャンケン大会も、個人戦・団体戦とも予想以上に盛り上がり、2日目を終了した。
 3日目(最終日)は朝食の後、幼年〜小学低学年、中学年〜小学高学年、中学以上一般に分かれてのマラソン大会を行った。やはり上位の者は、バランスのとれたリズムのあるすごくいい走り方をしている。是非今後、今以上に空手に活かしてほしい。
 その後各部屋の掃除、全員で忘れ物調べをした後昼食、その後宿泊所前の芝生に集合、全員を目の前にし、師範が「今ここに集まっている人々は、師範であり先輩であり後輩であるのと同時に同士である。だから強い和を持って共に頑張っていこう」と声をかけられた。その後、全員それぞれのバスに乗り込み帰路に就いた。
 今振り返れば、全員が初めての地での合宿であり、食事の配膳や後片付け等、参加者でしないといけないこともあり、子供の多い大所帯で果して大丈夫かと不安もあったが、たいしたトラブルもなく、スケジュールもスムーズに最後行うことができ、今までの合宿の中でも大成功の一つではなかったかと思います。
 最後に、愛想良く何度も相談にのっていただき、快くお世話していただいた白浜荘の関係各位の皆様及び、レクリエーションのスイカ等を今年も提供していただいた秦師範に御礼申し上げます。有り難うございました。  
                                
押忍 
奥本仰一


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