【奈良支部黒帯OB 木村隆史氏より大仏杯のレポート ご紹介】
毎年、大仏杯開催の際に大会の手伝いに馳せてくれる木村君から大仏杯観戦記のメールが届きました。

今年の大仏杯にも仕事のスケジュールを調整して山口から来てくれた彼ですが、
実は極真会館奈良支部在籍時代の戦績は輝かしいものがあります。

彼の思いで話を一つ二ついたしましょう。

現役時代の彼の戦績で特筆すべきは・・

第4回全日本ウエイト制空手道選手権大会第四位 

この試合は奈良支部選手戦記はもちろんのこと、ウエイト制大会の歴史に残るものであったと思います。

軽量級  優勝:緑 健児 

     準優勝:三明 宏幸 

     第三位:津田 久義  

     第四位:木村隆史

準決勝戦

緑  ×津田   勝者 緑
三明×木村   勝者 三明  ※延長後の体重判定にて敗れる

三位決定 《体重差による決定》

津田 ×木村 ※木村100gプラスにて敗れる

四位という成績は立派だと思いますが、体重差が100グラム という悲運に泣きました。
当時の試合現場がはっきりと思い出されて熱い想いが蘇りました。

もう一つ

支部長として長く多くの選手を育ててきましたが、印象に残る弟子というのは決して成績を残したということのみによるものではありません。
今、私が直接教える生徒のなかにはたまに骨折などの怪我をしているものもいます。
大概は『骨折しているため稽古をしばらく休みます』と連絡がある。
それが当たり前という認識でありますが、木村君は違いました。
ギプスと松葉杖で稽古に現れた彼は、いつも通りに稽古の輪に入りできることで精一杯の汗を流していました。
私がその姿を忘れていないのは、そうしろと言ったわけでなく、無理をするなといったわけでもない、
そんな中で他の黒帯と同じメニューでくらいつく彼を“こいつの気骨は間違いない!”と記憶にとどめたからにほかなりません。

そんな木村隆史君が今、大手の企業で順調な仕事ぶりを発揮し立派な社会人として活躍し、
家族を守る一家の大黒柱として幸せな家庭生活を営んでいることに
私は、一人の人間として男として畏敬の念を持ち誇らしく思っています。

木村君、ありがとう!!
これからも頼むよ!!

師範  秦

木村隆史OB大仏杯レポート

懐かしい写真が添付されていました。
何かの行事の打ち上げかと思います。

私がどれかお判りでしょうか?
若い!(笑)
木村君は私の右手に被っている眉目秀麗な男です。
もう退会しているものがほとんどですが、
皆さんもよくご存じの広陵分支部長の姿もあります。


<<ニュース一覧へ戻る