台風一過の今日、第16回の大仏杯を開催させていただく運びとなりました。
ご支援いただきました関係者各位に心より御礼を申し上げます。
今も尊敬してやまない我が師 大山総裁がなくなられて17年、私の父が逝去しまして16年経ちます。2年のうちに心のより所である二人の偉大な父を見送りました。その後、母が癌に罹患し 治療の甲斐あってほぼ完治するに至りました。
私は自然の成り行きとして≪命のはかなさ≫について思い知ることになり、その思いが3月の大震災以降、益々心の中に広がってきています。
広い宇宙の中の小さな惑星である地球、そして地球の中の小さな島国日本。
人の命はあまりにもはかなく、思いもかけないときに消え去るものである。
自然の恩恵を受けて生き、又自然の脅威によって命をなくす。
自然の摂理の中で生き死を左右されるとは、まるで流れゆく川面に浮かぶあぶくのような存在であると感じます。
ですが、目を覆うような惨状のなかにあっても人々は命を繋いでいこうと立ちあがる姿に、勇気と感動をもらっています。
日本人の心のルーツを探るとき、武士道に基づいた精神性にたどり着きます。
潔い生き方・死に方という両極にあるものが、武士道によって裏付けられ、孤高の生き方を示唆したと思います。短く、儚いものであるがゆえに、尊び大事にしていかなければならないのです。
私は、指導者として極真カラテの世界に身を置くことができたことを改めて嬉しく思うと同時に、享受下さった大山総裁に心からの感謝の意を捧げたいと思います。
選手諸君におかれましては、極真カラテの修行者として、誇りと自信と高い目標もって歩んで行ってください。健闘を祈ります!
ありがとうございます! 押忍!!
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